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【POETLEAF BAR】

〜試験管の17音〜


紅い瞳で見つめる
曹達の泡真珠

[パァル眠兎酒]
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音もなく
硝子柱に時の降る

[時の砂場で]
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いつの日か
甘い涙に変わるまで

[2007年8月作]
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【ラヴエード】

〜葉書詩〜

氷いくつも
入れてみたけど
あつい心は冷めぬまま
うすまることない
恋のまま

[立体作品/2007年9月/A4BOXサイズ]

花になりたい
やわらかに
どんな道にもあどけなく
笑顔咲かせば幸模様

鳥になりたい
しなやかに
自由の軌跡を果てしなく
空に描けば夢模様

風になりたい
かろやかに
秘めた想いをさりげなく
囁きかければ恋模様

何になりたい
ちよろづに巡る祈りは限りなく
万華とりどり八千代の風と
今宵も鏡を見上げれば

月の映すはすべからく
我らの営む心模様

[詩画/2007年9月/大衣サイズ/テーマ『花鳥風月』]

はるか野原の
忘られ手毬

ミツ色陽気は
とろとろ眠り

水色のん気に
雲の抱きまくら

うたたね日和も
いいけれど

歌って弾んで
遊びませんか

春告鳥が
ホケキョと呼べば

若草さわさわ
転がす風に

お池も運ぶよ
花小舟

冬色マフラー
はずしておいで

ひなうた高らか
足どり軽く

やっと逢えるね
待ち焦がれたね

野原いちめん
ほほ染め手毬

[詩画/2007年3月/B4サイズ/テーマ『春と和』]